残しておきたかった、名前がつく前の夜

この日、朙さんの音が、いつも以上にまっすぐ胸に入ってきた。

ステージと近いとか、箱がどうとか、そういう話の以前に
ただただ圧のある響きが身体に届いた。

ギターが鳴るたびに、その振動が
自分の中で震えるような感覚があった。

うまく説明できないけれど、
気づいたら、ちゃんと受け止めようとしている自分がいて。

撮影もしたいけど、そういうときはもう無理で
その瞬間は、ただ聴いていた、というか聴いていたい。音と表現に身を委ねたい。

ああ、すごいなぁ、って思った。

言葉にしてしまうといけない気もして少し迷ったけれど
この夜をちゃんと覚えておきたくて、ちょっとレトロな質感の動画に残してみた。

朙さんの音楽が
あの夜のみんなを確かに動かした。

それだけは、はっきりしている。

タイトル未定|朙さん
2026.2.15 阿佐ヶ谷 天